チャガルチ市場の概要
チャガルチ市場は、釜山の観光名所「BIFF広場」からも近い南浦洞(ナンポドン)に位置し、韓国最大級の海産市場として知られています。市場内では新鮮な魚介類、野菜、果物、調味料などさまざまな食材が豊富に取り揃えられており、活気ある屋外の伝統市場と清潔感のある屋内の現代市場に分かれています。
地下2階、地上7階建ての水産市場ビルの1階と、地上6階立ての東亜水産物市場ビルの1階、そしてその周辺の小さなビルや屋台や露店。いわゆる「チャガルチ市場」はこれらのエリア全体をさして言う場合が普通です。
市場の創設から現在までの経緯
チャガルチ市場は、朝鮮戦争の後、南浦洞(ナンポドン)の海岸に露店スタイルで魚の市場を開いたのが始まりで、1924年8月に開設された南浜市場がその起源とされています。1945年以降、近海魚を中心とした水産物の集散地となり、同時に鮮魚販売の露店が集まるようになってきました。1969年になると、海岸線を埋め立て、翌年には3階立てのチャガルチ市場が完成しました。その後、老朽化に伴い2006年に現在のような姿となりました。
チャガルチ市場は韓国最大の流通基地の一つとなり、地元の人々だけでなく観光客にとっても人気の観光スポットとなっています。
チャガルチ市場は釜山必見の観光名所
市場内には多くの屋台があり、韓国の伝統料理であるテッポッキやビビンバ、マッコリなど新鮮な魚介類や地元の食材を楽しむことができます。活気ある露店街や地元の文化を体験できる点も魅力の一つです。
新鮮な魚介を買ったその場で
チャガルチ市場では購入した食材をその場でさばいてもらった後、2階の食堂で調理してもらい、刺身や海鮮鍋にしていただくことができます。市場内で食べる時は魚代金以外に薬味代として一人4,000~5,000ウォン程度の費用が別にかかります。
また、お魚を1階で買わずに、2階の刺身屋さんのメニュー表を見て、その店で新鮮なお刺身を味わうこともできます。日本語を話せる店員さんも多く、日本人観光客にとっても魅力的な食の観光スポットとなっています。
土産品の販売やレストランなども
そして、チャガルチ市場の2階にはお刺身屋さんのほかにお土産として韓国産の乾きイカやタコ、昆布などの購入ができる乾物屋があり、3階はカラオケ店や健康ランド、市場が見える休憩所などがあります。
5階と6階に総面積3,500坪規模のシーフードバイキングがあります。このレストランは、各種行事や結婚式などができる宴会室を備えており、釜山の海を一望しながら新鮮な海鮮料理を満喫できます。
7階は、ゲストハウスとコーヒーショップ。屋上には展望台と海側に休憩広場があります。
- 釜山広域市中区 南浦洞4街 37-1
- [1F水産物市場]5:00~22:00
[2F食堂街]9:00~22:00 ※店舗により異なる - 火曜、旧正月・秋夕の当日と翌日 ※店舗により異なる
- 平均予算3,000円~5,000円
- 釜山地下鉄1号線 チャガルチ駅 10番出口から徒歩5分